世界的なAI研究者、李飛飛氏が所長を務める米スタンフォード大学の「人間中心の人工知能研究所(HAI)」はこのほど、世界のAIのトレンドをまとめたリポート「Artificial Intelligence Index Report 2024」を発表した。
23年に公開された著名なAIモデルを国別に見ると、米国が61件でトップだった。中国は15件で2位となったが、ロボットの導入件数では世界トップ、AIに関する特許数では世界の過半数(61%)を占めた。
中国が米国の最大のライバルに成長した背景には、政府と企業との緊密な協力体制がある。中国政府はAI技術の発展を重視し、AI開発を支援する一連の政策や措置を打ち出してきた。これを受け、テック大手やスタートアップ企業も大規模言語モデル(LLM)などの開発に積極的に取り組み、中国のAI分野の急成長を後押ししている。
(36Kr Japan編集部)